2002 December   →2002's Top 10
→index
ジェイムス・テイラー
James Taylor / Pull Over

(Sony Music Video CV 54400) Imports

ジェイムス・テイラー最新ライヴ映像が
届いた(2001年夏収録)。
最新作「オクトーバー・ロード」にも
参加してたジミー・ジョンソン(ベース)
クリフォード・カーター(キーボード)
それに初期ジェイムス・テイラー・バンド
の要ラス・カンケル(ドラムス)等
名うてのミュージシャン総勢11名。
ほぼ全員ソロアルバムを持ってるという
凄腕ばかりが揃った。
今回はバンマス、クリフォード・
カーター色を前面に出し、
スティング顔負けのアーヴァン〜
スムース色濃いステージ展開。
「黄金の耳」の持ち主ジェイムスの期待に
応えるべくメンバー全員とっておきの
名人芸を惜しみなく披露。
約2時間、ため息のビッグウェーブが
次から次と襲ってくるよ。
(2002.12.28)



アンディ・パートリッジ
Andy Partridge
/ Fuzzy Warbles 1

(Canyon Int. PCCY 1019)
/ Fuzzy Warbles 2
(Canyon Int. PCCY 1020)

アンディの自宅でのデモ録音集。
XTCのアルバムで発表されなかった
アウトテイクを中心に、
ディズニーの「ジャイアント・ピーチ」用に
録音したデモとか(結局ランディ・
ニューマンが担当)、地元スウィンドンの
ラジオ局用に作ったジングルとか、
雑多な宝物がCD2枚分。
一曲一曲に付けられたアンディの
解説が凄い、読み手の理解を超えた
“即興演奏”された解説なんだ。
(2002.12.27)

ジョニ・ミッチェル
Joni Mitchell / Travelogue

(Nonesuch 798172) Imports

映画「ヴァニラ・スカイ」で
トム・クルーズに
「これはジョニ・ミッチェルの絵さ」
と言わせてしまうほど欧米での
「絵描きジョニ」の認知度は高い。
「Turbulent Indigo」(94年)
「Taming The Tiger」(98年)
「Both Sides Now」(00年)と、
近作3枚のジャケットには
ジョニの描いた油絵が溢れていた。
ジョニ・ミッチェル20作目の新作も
ミニ・ギャラリーと化してる(約20枚)。
ゴッホとピカソとマチスが大好きな
ジョニ、愛する画家へのユーモア溢れる
オマージュも毎回の楽しみ。
今回はゴッホが描いたゴーギャン?
肝心の音楽のほうは70人編成の
フル・オーケストラをバックにした
自作曲のセルフカバー集。
(2002.12.10)

クリフ・アーモンド
Cliff Almond / Topics

(Benthic Studios YME 34) Imports

年末恒例「矢野顕子さとがえる
コンサート」楽屋でのクリフとの会話。
(12月5日仙台イズミティー)
「ミシェル・カミロ(ピアノ)と
 ドイツ・ツアーに行ったのは
 22歳の時でね」
おお、さすが天才ジャズドラマー。
「え! クリス・ディフォード、
 アルバム出したの?」
スクイーズが大好きなんだって、
コチコチのジャズ屋さんじゃないんだね。
「今回のグリーンフィールズはアレンジに
 絶対の自信あるんだ」
その通り、この1曲だけでもコンサートに
出かける価値あり。

にこやかだけど物静かな
オフステージとは対照的に、
ステージでは火の玉ドラマーに変身。
曲と曲との間に見せる、
はにかんだ笑顔のかわいらしさもあって
クリフお客さんを完全にノックアウト。
終演後はこの初アルバムをゲットしようと
即売所はOLさんの山・山・山。
歌志向の強いロックアルバムだよ。
ヴォーカルはゲストに任せ
クリフはソングライトを含む残りすべて。
(2002.12.8)

ギリアン・ウェルチ
Gillian Welch / Revival

(Acony ACNY 0101) Imports

ギリアン・ウェルチみたいな声って、
白人女性歌手の専売特許だよな。
か細く見えてよく聞くとドスの効いた
色っぽい重低音を含んだ声。
張り上げず淡々と歌っているのに
音楽をグイグイ引っ張っていく・・、
時速30キロで走るキャディラックみたい。
1996年のファーストアルバム
「リヴァイヴァル」が入荷した。
ブルーグラスの新女王を予感させつつも、
時々シェリル・クロウっぽさも顔を出す
ほほえましさ。
(2002.12.5)

   
→2002's Top 10

text by NAGASAKI MASATOSHI